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既製品じゃ物足りないので本棚をDIYした話

さて、暑くて部屋から出たくなる日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ざわはですね、本棚を作りたいと思いました(唐突)

いや、もとより技術書が最近増えてきておりまして、書籍類の保管場所が足りなくなってきていたのですよ。
ということでですね(ごり押し)今回は本棚というかPC周りをいじったというネタを書いていこうと思います。

要件

まず、今回の本棚の要件として下記のものがありました。

  • 技術書と文庫本、新書など多くの種類の書籍を保管できる
  • キャパシティーとしては文庫本100冊 新書50冊 技術書50冊を目標
  • スペースの兼ね合いから壁面に設置し、PCデスクの上の空間を有効活用する
  • 地震の対策として本棚は固定する。しかし穴はあけない(本が落下してくるのは許容)
  • 長期間使わない可能性もあるので(引っ越しなど)で費用は限界まで抑える
  • PCデスクと一体化し、面積を有効活用する。

といったあたりを目標としております。
順番に今回使った解決策を見ながら説明していきます。

技術書と文庫本、新書など多くの種類の書籍を保管できる
キャパシティーとしては文庫本100冊 新書50冊 技術書50冊を目標

こちらは概算として、2000mmのカフェ板を使うことでスペースを確保しています。
冊数としては結果論に過ぎないのですが、モニターの上に3段の棚を設置しました。
また、サイズの目安として、ちょうど手元にあった一番大きそうな本の対角線-2cmを棚の高さとして決定しました。
結果的な話にはなりますが、このサイズは文庫本を縦に二段配置することができる高さでもありますので、将来的には棚を追加して文庫サイズの本をよりたくさん配置することでキャパシティーを増やすことができると考えています。

スペースの兼ね合いから壁面に設置し、PCデスクの上の空間を有効活用する 地震の対策として本棚は固定する。しかし穴はあけない(本が落下してくるのは許容) 長期間使わない可能性もあるので(引っ越しなど)で費用は限界まで抑える

これらについては2x4材と自作アジャスターを利用することで対策を実施しています。
2x4材は2400mm必要であったため8ftを選択するはずでした、、
8ftが1500円 12ftが990円で思わず二度見しました。ということで12ft材をぶった切って利用しています。木材保管スペースがあるとこういう時に便利ですよね。
詳細は後述しますが、某ラブ〇コのようなアジャスタを自作することで費用を削減しています。
なんやかんやあのアジャスタ一個1500円くらいするので結構負担
構造としては簡単に言えば突っ張り棒なので自作は比較的容易です。

長期間使わない可能性もあるので(引っ越しなど)で費用は限界まで抑える

これについては単純に転居する可能性が普通に存在するので、もしかしたら作ったはいいけど持っていけないという可能性があります。
というか前住居で作った者たちはほとんど廃棄してきました。一部引き取っていただきましたが。自分で頑張って作ってきたものを丸鋸で破砕してゴミに出すというのはなかなか心に来るものがあります。なので、今回は廃棄する際も割り切れる、また材料として再活用できるよう工夫をしております。

設計など

えぇまぁ設計といえるほど設計らしいことはやっておりません。
雑なので簡単な構造だったら頭の中で完結させてしまうことが多いです。
一応今回はせっかくなので、メモを公開しておこうかなと思います。

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この程度の設計だとつよつよな人から指摘されそうですが、、、
左の画像では全体像のイメージを作成しています。
一段目(棚の高さ)がデスクと一体になるように高さを730mmと指定しています。
また、天井から320mmずつの空間を棚の空間としました。(設計変更で20mmずらしました)
右の画像では突っ張り棒となる2x4の柱の寸法を決めております。
部屋の床面から天井までの高さが2450mmであったのでアジャスタの25mmを引いた量とストッパとなる木材の高さを引いた長さを柱としています。

なおこちらの数字の決定には下記のサイトを参考にさせていただいております。
参考にさせていただきありがとうございます。

調達など

画像を取り忘れておりました、、、トホホ
とはいってもそこまで難しい材料はありません。近場のカインズで調達してきました。
本当はカットサービス利用するはずだったんですが、時間を過ぎており、手引きののこぎりで切っております。

調達リスト

  • 2x4 2400mm x4 (柱として利用)
  • カフェ板(2000mm) x5 (棚板、補強材として利用)
  • M8x75mmボルト x2 (アジャスタ構造として利用)
  • M8ナット x4 (アジャスタ構造として利用)
  • M8幅広ワッシャー x6 (アジャスタ構造として利用)
  • 90mmコーススレッド x約60本 (接合用)

制作過程など

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アジャスタパーツを二つほど作成します。また、これに合わせて柱となる木材に9mmほどの深穴を掘っておきます。ここが垂直じゃないといけないのですが、なかなかきれいにはいきません。

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柱にはあらかじめ、巾木をよけて置けるだけの切り欠きと、ケーブルを通すスペースを確保しておきます。

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柱を設置し、ボルトを締めることで突っ張らせることができます。
やりすぎると天井の石膏ボード突き抜けるのでほどほどに。
ちなみにこの時点では柱二本ですが、後々モーメントの関係で4本に増やしています。

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この時点では何も考えずに棚板を固定しています。もちろんあとでもう一度撤去し、補強部材を追加しています。置いているだけなら移動させりゃあいいんですが、天井と突っ張っているといちいち外さないといけないのでちと手間ですね。

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はい、全段棚を設置しました。同軸ケーブル、LANケーブルなどが散らかってますが気にしないでください。いいですね? のんきに本まで設置しております。もちろんこれも後で撤去してやり直しです。

何がダメだった?

結論から言うと、モニターアームの設置でした。モニターアームを設置し、ディスプレイを設置した結果、想定外のモーメント方向の荷重が発生し、板が回転してしまうという問題が発生しました。そこで急遽柱を追加して補強するという作業が発生しました。

補強工事後

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心が折れて途中撮影をしていませんでした。が奥の柱をご覧いただくとわかるように補強が入っています。
また、今回はモニターアームを天面から吊る形で設置してみました。
もちろん、これもメーカー推奨の利用方法ではないのでまねされる際は自己責任で、、、
一応水準器使いながら水平取りながら作業はしております。

完成

ということで完成しました。テーブルの上が汚いのはご容赦ください。
何も見ていない。いいですね?いいですね?

テーブルと一体化させることで、テーブルの奥行方向をフルで自分の作業エリアとすることが可能になりました。また、モニターアームを天面に設置することで、柱などが下に出てこない形となり、空間がより大きく感じられます。

椅子から眺めるとこんな感じ。個人的には大満足の出来です。
金属製や高級感のある家具もいいですが、自分で作ったものはいいですよね。何より、木材で作っているので、何かしらの増設が用意というのが最大のメリットだと感じています。

まとめ

ということで今回はデスクに隣接した棚を設置することで、本を大量に収納しようという計画でした。無事目的が果たせてよかったと思っています。
ちなみに今回の費用ですが、15kには収まっているはずです。(追加で買い出しがあったため全部をまとめ切れていません)
作業時間としては6時間、2人で作業をしております。
皆さんもぜひお気軽にトライしてみてください。

小ネタ

ある意味本題。

apple iPhone13を利用して計測をしてみました。この木材は2000mmなのですが、結構良いラインの制度が出ていてびっくりしました。てっきり画像処理で全部やってるからかなり狂うのかなと持っていたのですが、結構いい制度出せるんですね。
これはざっくりとした空間の大きさの把握にはいいかもしれません。

デスク下には部屋のアクセススイッチとして
AliedTelesisのSH510-52GPX
を配置しました。こいつはサーバールームからSFP+で10Gを引っ張ってきてもらいつつ、APに電源を供給するPoEインジェクターとしても活躍してもらっています。
将来的には部屋にはアクセススイッチのみを設置してUTMなどは全部鯖部屋に集約したいと考えています。

家族共用wifiのアクセスポイントです。ここはメッシュモードで稼働しているので電源のみ供給しています。設置場所についてはもう少し議論しなければならないかもしれません。
余談ですが、IO-Dataのwifiヒートマップの存在をつい最近知って、これは便利かも、と思いつつまだ試せていません。自宅のwifiのヒートマップ作成してみようかな。

デスクトップパソコンの配線が多すぎる問題って皆様はどのように解決しているのでしょうか。
今回は壁にピン程度の穴あけは許容されている環境でしたので、マジックテープをカットし、ステープラーでタッカーのように固定することで配線をまとめています。
もっといい方法あったら教えてください、、、

ちなみに隠れArubaもいます。こいつはこの部屋専用のSSIDを吹いています。いずれは廃止しようと思いっているのですが、IoT家電の関係で続投です。設置のマウンタも知人に作成してもらったのですが、、、、とりあえず仮置きなのでヨシ!

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